画像はまったく飲む気がしない飲料サンプル。中身は桃ジュースでした。色合わせろや。
KREVA聴こ! と思って聴き始めました(今更)
なんかピンと来てなかったラッパーもKREVAと共演すると味がわかるようになるような感じがする。KREVAってパンなのかな? 韻が硬いからライ麦の黒いパンかも(ライムだけに)
で、それはいいんだけど2019年の『AFTERMIXTAPE』に収録されている『それとこれとは話がべつ! feat.宇多丸 小林賢太郎』の宇多丸ヴァースの話がしたい。
I'm a 市井の一批評家
あらゆるコンテンツを厳しく評価
消費者目線で腐った業界を浄化
ネット上で集めてる共感
当然 他人の見方にも辛口
アイツよりも鋭く突いたった核心
時に名指しで 忌憚なく批判も書くし
それこそが正義だと確信
そんなワタクシ プロフィールはひた隠し
普段は大人しく働く紳士
波風立てずに生活してる
上から目線に耐えて接客してる
言いがかりとわかったような説教
休憩室でつい一人で絶叫
「それっていわゆるブーメランってヤツでしょー?」ってバカ、
それとこれとは話がべつ!
「……とか歌ってる宇多丸自身が評論家気取りの典型でしょ」
イエス、そりゃそうかもしれないです
だが、お前とオレとじゃレベルが別
長い小節に渡って同じ韻を語尾で落として話に筋を通していく見事さは言うまでもないんですけど、最後の「お前とオレとじゃレベルが別」という歌詞は複数のジャンルで活動してる宇多丸ならではのボースティングで「かっこいい〜!」ってなっちゃった。
あれだけマルチに活動しているとそれこそ「評論家気取り」という揶揄を受ける事は想像に難くないし、実際本人もそれを目にしていないわけがないんだけど、そうした視線に対して一撃で勝負決められるラインですよね。宇多丸が言うから刺さる。「何を言うかではなく誰が言うか」を体現してるんだよな……。宇多丸の映画評論は嫌いでも宇多丸のラップは嫌いにならないでくれよな
今回は記事タイトルの韻はお休みです。おいおい、そんなに残念そうな顔すんなよな。だってよくない? もう……KREVAや宇多丸で韻踏むとか……もうよくない? いらないでしょ